パンデイロを消音して家でも叩きまくろう!
「家でパンデイロが叩きたい…」
楽器を演奏する人にとって練習環境を得ることは大変重要なことです。
そしてそれはアコースティックな楽器ほど難しくなります。
その中にパンデイロも含まれていないはずはなく…。
そこで今回はパンデイロをカスタマイズしてその問題を解決する方法をご紹介します。
目次
必要な物
パンデイロ
今回は下記のLP製10インチのパンデイロを購入してカスタマイズしています。ヘッドを交換するためのチューニングキーもちゃんと付いています。
LP エルピー タンバリン ブラジリアンシリーズ Rio Wood Pandeiro, 10″ LP3010
- 出版社/メーカー: LP
- メディア: エレクトロニクス
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メッシュヘッド
パンデイロのインチに合ったものを選びましょう。下記が今回購入したものです。
- 出版社/メーカー: TAMA
- メディア:
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ジングルに詰めるもの
ティッシュやダンボールなどジングルに詰めれそうなものを探しましょう。今回は自作したものを使用しています。
消音化の手順
ヘッドをメッシュヘッドに交換
まず既存のヘッドを外します。
パンデイロによって外し方は細かく変わるかもしれませんが、今回のパンデイロに関しては付属のチューニングキーで金具を緩めていくだけで簡単に外せます。
とても簡単なので、初めての方も臆せず挑戦してみてください。
ただワッシャーが紛失しやすいので、金具類が落ちても大丈夫な場所で取ることをおすすめします。
外したらメッシュヘッドに交換してヘッドを固定しましょう。
締め具合ですが、メッシュヘッドと言えど音色や打感に影響があるので、私はいつもネジが外れない程度の緩め具合で低めの音が出るようにしています。
ジングルを固定する
次にジングルを固定します。
私は以前どこかのブログで拝見した方法を参考にして、偶然あった薄いダンボールを下記のように加工して詰めています。
詰めた状態
完成
以上です。意外と簡単ですね。
これで騒音の心配なく好きなだけ演奏することができます!
注意点
消音パンデイロの慣れすぎに注意
消音パンデイロはいつでも演奏できる反面、こちらに慣れすぎると以下のように演奏に支障が出る場合があるので注意が必要です。
その1:音が小さいのでつい強く叩いてしまう
消音パンデイロは生パンデイロと比べて音が小さく、力加減の具合が分かりにくいため、つい強く叩いてしまいがちです。
私は生パンデイロをろくに経験していない状態から消音パンデイロを使っており、それがより顕著でした。
ですので、パンデイロデビューする方で消音パンデイロから使い始める場合は、その点ご注意ください。
その2:ジングルがほぼ鳴らないので鳴らす感覚をつかみにくい
パンデイロの一般的な演奏では、常に一定のリズムで「チキチキ」とジングルを鳴らし続けることに意味があるのですが、消音パンデイロで演奏しているとジングル音があまり聞こえないため、ついサボってしまいがちになります。
実際、私がそうでした。
生パンデイロを演奏するとそれに気付けると思うので、演奏する機会があれば早めに演奏して感覚をつかんでおくことをおすすめします。
また当然ですが、本体を振ったり刻んでジングルを鳴らすようなテクニックも消音パンデイロではできませんのでご注意ください。
メッシュヘッドが重い
今回紹介しているメッシュヘッドはドラムなどに使われるためか、外枠の鉄部分がなかなかの重量なので、最初は持ち続けるのも辛いと思います。
私が触りたての頃は演奏練習の他にも、ひたすらパンデイロを持ち続けたり上下左右に振り続けて筋トレのようなことをしていました。
これに慣れれば生パンデイロも軽く感じれるので、その点はメリットですね。
ジングルの詰め物はいずれ緩くなる
パンデイロは常に衝撃を与え続ける楽器なので、段々とジングルの詰め物が緩くなり、ジングル音が聞こえ出すことがあります。
私はそれが丁度良い塩梅になっているので放置していますが、音が気になる方は改めて詰め物を作るなりしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
消音パンデイロにはデメリットもありますが、それ以上にいつでも気兼ねなく練習できるので、私はとても重宝しています。
同じ要領でタンボリン、タンタンなども消音可能なのでぜひお試しあれ。
参考
メッシュヘッドの導入は下記動画をヒントにさせて頂きました。